カーシェアリングをお試しキャンペーンで試して比較してみた


カレコ料金・ルール改訂,修正しました(2014/07/01)
消費税改訂,各社料金改訂,バグ修正しました(2014/05/25)

まずは,各自の生活圏内にカーシェアリングの提供箇所があるか調べてみましょう! 検索サイトの一例 カーシェアリング比較360°

普段,その場所のカーシェアリングの予約が取れるものなのかどうかは,入会してみないと確認できません.
カーシェアリングの(ほぼ)無料のお試しキャンペーンが各社で行われています.興味のある方は,ぜひ今のうちに試してみましょう!!


目次:
このページで想定している読者:
既存の比較サイトでの比較事例
前置き:

私はマイカーを保有していたのですが,だんだん使用頻度が落ちてきて,普段は,月間6時間程度になってきました.
維持費(車両代を除いて月に3万円弱)がもったいない!ということで,廃車しました.
電車とバスの移動で,十分暮らしていける場所に住んでるはずだ,と心に言い聞かせて...
月に1回,1泊2日で車で出かけたとしても,レンタカーの方が安いぞ,と思った次第です.

しかし,いざマイカーを失ってみると,時々ですが,車でちょっと行きたいところが出てきました.
例えば,スーパー(自宅徒歩圏の某電鉄系のスーパーが高い), ホームセンターや100円ショップ(隣の駅の目の前にあるものの,品揃えが少し物足りない), ショッピングモール(無印良品とか,めずらしいテナントとか), 癒されるような公園とか海辺, 実家から出車命令が突然届く,アキバに急きょ買いだしに行くトラブル発生, などのケースです.

#スーパー,100円ショップなどは,安く買える分と車で行くコストとが全く割に合いませんので,気分の問題とも言えます(笑)
#公共交通機関でもなく,徒歩や自転車でもなく,ネット通販でもなく,車の利用を選んだ時点で,コストよりも利便性を選んだということなのです
#(車がないと日常生活が著しく不便な地域にお住いの方,気分を害されたのでしたらごめんなさい m_O_m )

そこに,たまたま,某駅の改札前でタイムズが運営するカーシェアリング「タイムズカープラス」の入会キャンペーンをやっていました.
話を聞いてみると,3ヶ月間のうちに1時間までなら「無料」でお試しできる,気に入らなければ3ヶ月以内に解約すれば一切費用負担なし,とのこと.
ネットでもキャンペーンやっているけど,ここで入会した方がお得で,使用開始になるまでも早いとのこと.
したらば,即入会.

自宅近隣を散歩していると他の会社が運営するカーシェアリングステーションも見受けられます.調べると,各社,(ほぼ)無料お試しキャンペーン合戦中のようです.
それなら,いっちょ,比較したれ,と思い,このページを作り始めました.

私の場合には,廃車してしまってからカーシェアリングを試す流れになっていますが, 一般的には,以下のような方もいらっしゃると思いますので,今回,徹底?比較します.


カーシェアリングって何?

基本的な精神は,マイカーを皆がそれぞれ保有することを減らして,資源の節約・環境負荷の低減を目指すものです.いわゆる「エコ」って奴です.

「シェアリング」と名はついていますが,車両の共有ではなく,会員制の短時間型レンタカーです.
契約上は,カーシェアリング運営会社が示す会員規約に基づいた会員制のもとに, 運営会社が示す貸渡約款に基づいて,運営会社から都度,車両貸しを受けるサービスです. 会員規約や貸渡約款は,レンタカーの貸渡約款に似ています.

(地域コミュニティやマンション管理組合で運営しているカーシェアリングには,都度の車両貸しではなく, まさに共同利用・共同所有に近いものもあります)

では,レンタカーよりも何がイイの?と言うと,概要は下記のとおり.

しかしながら,サービスの運営は,善良なる利用者の善良なる利用実態であることが 前提になっています.いわゆる性善説に基づいて運営されています. その意味では「シェアリング(共有)」に近い部分もあります.
レンタカーと違い,有人拠点に車両が設置されているわけではなく,日常的には無人で運営されているためです.
具体的には以下のような項目が「善良なる利用者の善良なる利用実態」に基づいている点です.

レンタカーよりも劣る点 (レアケースも含めて正直に全て書きました)

#ここまで読んで,「なんだ,カーシェアリングって使えねー,レンタカーしかありえねー」と思った方,あなたも正解です(笑).
#「いやいや,やっぱマイカーしかありえねー」と思った方,あなたも正解です(笑).


まず,自分の身近にカーシェアリングが置かれているか,置かれてるならどの会社が提供しているか,どんなキャンペーンが行われているか,調べてみましょう.

今回は,カーシェアリング比較360°というところを使ってみました.カーシェアリング運営会社を横断的に,配備箇所が検索できます.

私の自宅から徒歩600m(だいたい10分)圏内には,以下の3社がありました.
カレコがやけに多いのは,たまたまそういう地域だった,ということのようです. 最寄駅の両隣の駅では,タイムズカープラスの方が多かったです.

全国的に見ても,この3社でほとんどと考えて良さそうです(*1).(東海地区はカリテコも好評のようです)
タイムズカープラスが最大シェアで,2014/05現在,33都道府県でサービス提供されています. どちらかと言うと,設置箇所・設置台数を急激に増やすことを目指しており,タイムズの駐車場のあるところには手あたり次第,設置してみて,使われなければ廃止・他に転用,という方針のようです.
カレコは,2014/05現在,東京・神奈川・埼玉・千葉(・ごくわずかの地方都市)でサービス提供されています.どちらかと言うと,使われそうな場所に集中的に配備している印象があります.
オリックスカーシェアは,2014/05現在,13都道府県でサービス提供されています. レンタカー事業の延長線上で,レンタカーの店舗がないところを多少はカバーしようという方針のようです.

各社の(ほぼ)無料お試しキャンペーン内容の詳細は後述

サービス名・置かれている場所 私の自宅の近辺の設置台数 全国の設置箇所数(*1) 全国の設置車両数(*1)
タイムズカープラス
(コイン駐車場タイムズおよび併設月極駐車場等)
3台 (最近,増減なし) 5026箇所 8089台
カレコ
(コイン駐車場リパークやいろいろな会社のコイン駐車場・月極駐車場等)
10台 (最近,1台増えました) 742箇所 842台
オリックスカーシェア
(いろいろな会社のコイン駐車場・月極駐車場等)
2台 (最近,増減なし) 1261箇所 2056台

(*1) 2014/03末データ.出典:カーシェアリング比較360°調べ


利用料金

各社の利用料金を調べてみました.基本車種利用時のみ掲載.

ざっくり言うと,6時間以下の利用ならカレコかタイムズカープラスがお得です.12時間超だとオリックスカーシェアがお得です. ただし,後述のように,料金プランの組合せと利用形態によっては,6時間超でもタイムズカープラスがお得になる場合があります.

運営会社
/料金プラン
タイムズカープラス カレコ オリックスカーシェア
Aプラン Bプラン
初期費用 0円
(ICカード発行料が別途1550円)
1500円

(車両の開錠はケータイ・スマホで行えるため,ICカードは必ずしも必要ではない.
また,一部車両はICカード開錠に非対応.
手持ちのSuica,PASMO,Edy等のFelica ICカード,おサイフケータイを登録して使えるが, 別途ICカード発行を希望する場合は別途1000円)
0円
(ICカード発行料が別途1000円)
月額基本料金 1030円 980円 2000円 0円
月額基本料金に含まれる無料利用料金 1030円 980円 2000円
(時間料金・パック料金に充当.距離料金には充当されない)
0円
時間料金 206円/15分(距離加算なし)
(最低15分以上)
130円/10分
(予約開始時刻から返却時刻まで6時間以内の場合は距離加算なし)
(6時間超の場合は+15円/Km)
(最低30分以上)
200円/15分+15円/Km
(最低30分以上)
300円/15分+15円/Km
(最低30分以上)
6時間パック 4020円(距離加算なし) 3800円
(予約開始時刻から返却時刻まで6時間以内の場合は距離加算なし)
3500円+15円/Km 5250円+15円/Km
12時間パック 6690円+16円/Km 5300円+15円/Km 4500円+15円/Km 6750円+15円/Km
24時間パック 8230円+16円/Km 6800円+15円/Km 6000円+15円/Km 9000円+15円/Km
ナイトパック(18:00〜24:00) 2060円+16円/Km
ナイトパック(24:00〜09:00) 2060円+16円/Km
ナイトパック(18:00〜09:00) 2580円+16円/Km 2500円+15円/Km
ナイトパック(20:00〜09:00) 2500円+15円/Km 2500円+15円/Km
予約時間帯からの延長料金(*2) 206円/15分
(12時間以上のパック料金の場合+16円/Km)
130円/10分
(予約開始時刻から返却時刻まで6時間超の場合+15円/Km)
200円/15分+15円/Km 300円/15分+15円/Km
ガソリン代(*3) 0円
(利用料金に含まれる)(*3)
ガソリンスタンドでの洗車代
(一番安い水洗い洗車)
0円
(利用料金に含まれる)(*3)
洗車はサービス運営会社が行う

泥はね等で車体が汚れた場合は自己負担での洗車を推奨(1500円分のクーポンで還元)

0円
(利用料金に含まれる)(*3)
給油や洗車時のボーナス 20リットル以上の給油,洗車,それぞれ,15分の利用料金割引
(ただし,パック料金の場合,割引なし)
10リットル以上給油時,翌月から6ヶ月間利用できる300円分クーポン

自己負担での洗車時は翌月から3ヶ月間利用できる1500円分のクーポン

給油時,15分の利用料金割引
(ただし,パック料金の場合,割引なし)
NOC(ノンオペレーションチャージ)(*4)
(借りた車に損傷を与えた場合の営業補償)
20000円 20000円 20000円
駐車違反
(警察署に出頭せず,反則切符を切ってもらわないまま,返却した場合)(*5)
25000円 25000円 25000円

(*2) 予約時間内に延長申告をしないと,2倍加算のペナルティ.また,予約時間内に延長申告をしないと,保険の適用を受けられない場合あり.
(*3) ガソリンが減ってきたら,ガソリンスタンドに自分で行き,車両に搭載されているカードで給油する.請求は,運営会社に対して行われる.洗車も同様.
(*4) 返却場所(借りた場所)に戻さないで放置してきたり,自走できない状態になってしまったりした場合のNOCの扱いは,各社多様なので,ここでは記載省略
(*5) 各社の規約・約款を読むと,駐車違反して,出頭もせず,乗り捨ててきた場合の記載があるが,ここでは記載省略


サービス内容の比較:

ざっくり言うと,タイムズカープラスがかゆいところに手が届いている感じです.例えば,

タイムズカープラスの難点は,パック料金とパック料金の併用ができないことです.

カレコは2ヶ月前から予約できる点とパック料金への自動移行が他社よりも優れています.

オリックスカーシェアは,キャンセル料が上限50%までなのが万一の場合も安心という感じです.

運営会社 タイムズカープラス カレコ オリックスカーシェア
サービス紹介動画 公式ページ youtube 公式プレイリスト
カーナビ 装備あり
ETC 装備あり
事前予約可能な時期 2週間前から3分前まで 2ヶ月前から10分前まで 2週間前から直前まで
最長予約可能時間長 時間課金(パック料金利用なし)の予約は72時間まで.

パック料金併用での予約は,パック時間数+時間課金6時間まで(24時間パック+6時間課金の合計30時間が上限となる)
72時間まで 4日間まで
パック料金への自動移行

(予約時,パック料金+時間課金と次の時間幅のパック料金とのどちらが安いか, 自動判定して,安い方に自動移行してくれる)
なし あり

(延長分についても自動移行)

あり
パック料金とパック料金の組合せでの予約可否

(24時間パック+24時間パックなど)
なし あり あり

(ただし,夜間パックとxx時間パックの組合せは不可)

予約件数の上限 なし 10件まで なし
キャンセル待ちの設定 5件まで可.キャンセルが出たらメールで通知されるので,手動で予約. 何件でも可.キャンセルが出たらメールで通知されるので,手動で予約. なし
予約のキャンセル 1分前までならキャンセル料なし.
その後は予約した分の利用料金の100%がキャンセル料.
予約開始時刻までならキャンセル料なし.
予約開始時刻を過ぎると予約した分の利用料金の100%がキャンセル料.
1時間前までならキャンセル料なし.
その後は予約した分の利用料金の50%がキャンセル料.
利用開始時刻から75分経過すると予約が自動キャンセルになる(キャンセル料50%)
予約の変更 1分前まで可能 予約開始時刻まで可能 1時間前まで可能
それ以降はナビダイヤルに電話
車両の開錠・施錠 発行されたICカードが必須 モバイルサイト上で操作.
(登録した自分のICカード・おサイフケータイでも可能な車両も多い)
発行されたICカードが必須
予約開始時刻より早く着いた

(発車前の車両点検の時間として与えられる.
でも,実際,発車可)
予約開始時刻の10分前から乗車可能(非課金)

(実際は,14分前くらいから可能な運用の模様)
予約開始時刻の10分前から乗車可能(非課金)

予約開始時刻を10分前倒すことも可能(モバイルサイト上で操作)(この場合でも前倒した後の開始時刻の10分前から乗車可能)

予約開始時刻の15分前から乗車可能(非課金)
予約開始時刻より遅く着いた 特に自動キャンセルなどはなし 特に自動キャンセルなどはなし 予約開始時刻より75分間経過すると自動キャンセル扱いとなり,他のユーザに予約されてしまう場合がある
利用時間延長の申告方法(*2)

(予約終了時間より後に,別の予約が入っていない場合)
搭載カーナビ画面で操作
もしくは
フリーダイヤルに電話

(ただし,パック料金併用での予約は,最大6時間までしか延長できない)
モバイルサイトから変更
もしくは
フリーダイヤルに電話
搭載カーナビ画面で操作
もしくは
モバイルサイト上で操作
もしくは
ナビダイヤルに電話
利用時間を一度延長した後,更に延長したい 後に予約が入ってなければ,上述と同じ方法で延長可(*2)
予約終了時刻より早く返却した場合の請求 時間課金での予約の場合は,実際に返却した時刻までの料金を請求
(パック料金での予約の場合は,パック料金をそのまま請求)
予約開始時刻から6時間以内の場合は,実際に返却した時刻までの料金を請求
予約開始時刻から6時間超の場合は,予約した時間分どおり請求
予約した時間分どおり請求
予約終了時刻より遅く返却した場合の請求 事前の延長手続きをしていない場合は,延長料金の2倍額を請求 事前の延長手続きをしていない場合は,延長料金の2倍額を請求 事前の延長手続きをしていない場合は,延長料金の2倍額を請求
ただし,予約終了時刻から10分以内は非課金
給油可能なガソリンスタンドの指定 ENEOS
出光興産
コスモ石油
Esso
Mobile
東燃ゼネラル
キグナス石油
昭和シェル
JOMO
太陽石油
(SOLATO)
三井石油
給油時・洗車時の割引の申告方法 車内センサが自動感知して自動的に処理される.
洗車時はフリーダイヤルに電話.
給油のレシートに会員IDを記入の上,車載のホルダに閉まっておく.定期的にメンテナンス要員がやってきて,それを回収し,クーポンを発行する.
自己負担での洗車時はフリーダイヤルに電話.サポートセンタの指示に従い,レシートを郵送.
ナビダイヤルに電話
保険 対人賠償 無制限
(免責額なし)
無制限
(免責額なし)
無制限
(免責額なし)
対物賠償 無制限
(免責額なし)
無制限
(免責額なし)
無制限
(免責額なし)
車両保険 無制限(残存価値まで)
(免責額なし)
無制限(残存価値まで)
(免責額なし)
無制限(残存価値まで)
(免責額なし)
人身傷害補償
(運転者本人および同乗者の死亡・傷害補償)
無制限
(免責額なし)
1名につき上限6000万円
(免責額なし)
1名につき上限3000万円
(免責額なし)
ポイント制度 タイムズのコイン駐車場利用時・タイムズカープラスやタイムズレンタカーの請求金額で,100円=3ポイント(=3円相当.200ポイント以上で利用可能) 特になし 特になし
施設利用割引
(動物園入園料割引のようなもの)
あり 特になし あり
車内での喫煙可否 禁煙
ペットの同乗 ペットはケ−ジに入れてトランクに
→ 2014/01/08より同乗禁止
不可 不可
ジュニアシート 全車にジュニアシートを配備 全車にジュニアシートを配備 全車にジュニアシートを配備
チャイルドシート なし ごく一部車両に配備 なし
車内清掃キット 配備あり(ただし地域に依る?) 配備あり 消臭スプレーのみ
スタッドレスタイヤ 一部地域は季節により装着 ごく一部車両は季節により装着 なし
料金プランの変更手続き ネット上で行う.20日締で翌月から変更になる PCサイト上で行う.25日締(営業日ベース)で翌月から変更になる
退会手続き ネット上で行う.手続き月の月末日退会となる. 事前にサポートセンタに電話して,書類を取り寄せておき, 退会書類のセンタ到着が20日締で月末日退会となる.

休会も可能.

PCサイト上で行う.25日締(営業日ベース)で月末日退会となる.
サポートセンタの体制 24時間対応フリーダイヤル 24時間対応フリーダイヤル
(ただし,非会員向けはフリーダイヤルの平日09:00〜20:00,土日祝09:00〜18:00)
ナビダイヤル
(平日の17:00〜10:00・日曜・祝休日は,緊急時対応のみ)

(*2) 予約時間内に延長申告をしないと,2倍加算のペナルティ.また,予約時間内に延長申告をしないと,保険の適用を受けられない場合あり.


タイムズカープラスの状況が少し変わってきた

このページを始めて作った頃(2013/08)は,タイムズカープラス推しでした.
しかし,2014/04頃に少し状況が変わってきました.タイムズカープラスのユーザ数が20万人越えした時期と同じ時期です.

ユーザが増えてきたことで,予想通りの状況になりつつあります.
予約が取りにくくなる,使い方のよろしくないユーザが増えてくる,といった状況です.
TCPプログラムはヘビーユーザへの還元策にも見えますが,使い方のよろしくないヘビーユーザへの牽制策にも見えます.

といった訳で,個人的には現在,タイムズカープラスをほとんど使っていません,使えていません.
そこに,カレコの料金値下げが来たので,個人的には現在,カレコ推しです.


カレコの状況が変わってきた

2014/04 カレコは消費税増税にも関わらず,月会費・10分当たりの利用料の値下げ,それ以外の料金は据え置きをしました.
さらに,2014/07には,予約開始時刻から返却時刻までが6時間以内の場合には,距離料金を加算しない,予約終了時刻よりも早く返却した場合はその時刻まで課金というルール変更をしました. また予約のキャンセル・変更は,2時間前までのみ無料だったものを予約開始時刻まで無料としました.

要するに,露骨にタイムズカープラスに対抗するためのルール改訂をしたわけです.

タイムズカープラスの6時間パック+6時間延長での距離加算なし,オリックスカーシェアの12時間以上のパック料金の安さといった状況は変わらないのですが, カレコが一気に他社と十分張り合える料金設定・利用ルールになったことは間違いありません.

ますます,個人的にはカレコ推しです.


各社のキャンペーン内容

ザックリ言うと,3ヶ月(ないし2ヶ月)間はほとんど費用負担なしで,最低1時間はお試しできます.

各社,状況が数ヶ月おきに変わってしまうので,掲載やめました m_O_m.

各社自身でやっているキャンペーンは各社のページに載っています.
協賛会社のキャンペーンは,以下の2社などで行われています.
カーシェアリング比較360°
carsharemap.jp

各キャンペーンの内容は良く読んだ方が良いです.微妙に違います.


キャンペーン入会

タイムズカープラス,カレコ,オリックスカーシェアにキャンペーンで入会してみました.
以下は,2013/08頃のキャンペーン内容です.


利用の流れ・体験記


予約の埋まり具合・取れやすさ

下記は,2013/08頃の内容です.2014/05現在,タイムズカープラスは,土日休日は当日予約は無理で数日前には予約しておかないと絶対無理です.


利用体験記
コスト比較シミュレーション


その他のよくある質問


総論


人身傷害補償に関する補足

マイカー任意保険を契約したことのない方は耳にしたことがないでしょうし, マイカー任意保険を契約したことのある方も,対人賠償・対物賠償・車両保険は 気にしたことがあっても,人身傷害補償について気にしたことのない方も いらっしゃるかもしれませんので,補足です.
相手の車・相手の車の運転者や同乗者・建物・道路設備・自分の車両ではなく,運転者本人および同乗者の死亡・傷害のための補償です.

結論から言うと,確かにタイムズカープラスの人身傷害補償(無制限)は非常に手厚く, 安心感MAXなのですが,カレコやオリックスカーシェアの人身傷害補償(それぞれ,6000万円/3000万円)が 特に低すぎる,というわけでもないようです.

もともと,自動車の任意保険は,対人賠償・対物賠償・車両保険しかありませんでした. (自賠責保険でまかないきれない),車と人との事故,車と車との事故,車と建物や道路設備(信号・ガードレール・ETC設備等)との事故,自分の車両の破損を想定していたからです.
単独事故でも,同乗者が死傷した場合は対人賠償が適用される場合が あったようですが,なにぶん,ケースバイケース的なところがあり, 不安感が残ると言わざるを得ません.

その後,自動車任意保険の付加内容として登場したのが「搭乗者傷害保険(特約)」や「自損事故特約」です.
これは,単独事故の場合や,車と車の事故で相手に過失割合があるものの相手の車両が十分な任意保険をかけていなかった場合でも, 同乗者が死傷した場合は,保険会社が定める,死傷内容に応じた, 一定額の保険金を支払うというものです. (損害額・求められた賠償額によらず,保険会社が一方的に決めている一定額)
退院(損害額や補償額の確定)を待たずして受けとれる保険会社もあるようです.
ざっくり,上限2000万円程度のようです. 働きざかりの方が同乗していて,単独事故で,死亡あるいは高度な後遺傷害が 残って十分な収入の得られる仕事ができなくなった場合には, この金額では足りず,保険で賄ない切れない賠償金は,運転者が自己負担(借金)(数千万円など)となってしまう場合もあるようです.

さらにその後,自動車任意保険の付加内容として登場したのが「人身傷害補償(特約)」です.
趣旨は,相手との過失割合に関わらず,同乗者の死傷に際して発生した損害額・賠償額の実額を保険契約の上限まで 保険金で支払うというものです. 搭乗者傷害保険(特約)や自損事故特約のように,保険会社が一律決めている (低い)保険金よりも多く支払ってもらえる可能性があります.
示談交渉が終らずとも支払ってくれる保険会社もあるようです.
人身傷害補償の上限額は,3000万円ぐらいから,1億円,2億円,無制限まで,保険契約時に選べます (もちろん,それに応じて保険料はあがります).
これならば,単独事故の場合や,車と車の事故で相手に過失割合があるものの相手の車両が十分な任意保険をかけていなかった場合でも, 同乗者の死傷に対して,賠償額の大半を保険金で賄うことができ, 自動車事故で運転者が借金かかえてその後の暮らしが大変,といった事態を回避できます.

しかしながら,以下のような考え方もあります.

そこで,既存の主要なレンタカー会社が人身傷害補償にどれくらいの金額を設定しているのか, マイカー任意保険では皆さんどれくらいの金額の人身傷害補償に契約しているのかを 調べてみました.

主要レンタカー会社は,各社軒並み,人身傷害補償は上限3000万円でした. ニッポンレンタカーは,525円/日(安心パック)を払うと,ロードサービス付帯などと合わせた保険の拡大のひとつとして,人身傷害補償の上限を5000万円まで上げることができるようです.(CDW(対物・車両の免責5万円免除)とは別の話です) ニッポンレンタカーのサービス内容のページ

また,ある損保会社の調べでは,1億円以上の人身傷害補償をかけているマイカー任意保険の契約数は6%程度に留まっているようです. (出典:ソニー損保調べ)

これらのことから,カレコやオリックスカーシェアの人身傷害補償(それぞれ,6000万円/3000万円)が 特に低すぎる,というわけでもないようです.

私個人としては,ビビリな者で(笑),マイカー所有時代の任意保険では, 人身傷害補償を無制限にしていました. 人身傷害補償の上限3000万円と無制限とでは保険料が年間1万円くらい違いましたが, 仮に40年間,合計40万円払ったとしても,数千万円の借金を背負う羽目にならないのであれば, それはそれでありかな,と思っていました.
マイカー任意保険には,他車運転特約というものがあり,レンタカーを運転中に 発生した事故に対しても,マイカーでかけている任意保険が使えるというものです. 飛行機で行って,現地でレンタカーを借りるというような場合には, 万一の場合でも,他車運転特約を使えばいいやと思っていました.

そういったことがありつつ,マイカーを手放し,マイカー任意保険を契約できなくなった状況で,カレコ・オリックスカーシェアの人身傷害補償の上限(それぞれ,6000万円/3000万円)に,一抹の不安をぬぐい切れない感があります.
ビビリな私は,同乗者を乗せるならば,タイムズカープラスを選ぶでしょう.
それ以前に,コンパクトカーは,悲惨な事故の場合,同乗者が危ない(特に後席)という 説もあります.同乗者を乗せるならば,コンパクトカーではなく,せめて,プリウスを選ぶのもひとつの手です.

ちなみに,どーしてもビビリな私は,マイカー任意保険以外の保険をかけて, カレコ・オリックスカーシェアの人身傷害補償の上限の不足分を補えないか, 調べてみました.
結論から言うと,下記の通り,うまいこといかないです.

あるレンタカー会社の保険の担当の方が,「あくまで自分が業務上関わった自動車事故(10年分)に限った話として」教えてくれたのですが, 人身傷害補償が3000万円で不足するような事故には出あったことがないとのことでした.


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