ANA FLYING HONU 下地島空港利用 チャーターフライトで行く宮古島3日間


2021/09某日、やさぐれ?かかっていたところに一つの小ネタが降ってきた。
ANA FLYING HONU 下地島空港利用 チャーターフライトで行く宮古島3日間 (同 プレスリリース)
これまで初日の出フライトなど申し込んでも抽選で当たった試しもなかったので軽い気持ちで現実逃避で申し込んでみたところ、当選通知が届いた。 ちょうど陸マイルも期限到来間近であるし、新型コロナ感染対策の緊急事態宣言も2021/10からは解除になるとのことで、遅めの夏休みで行ったみた。

別に航空ヲタでもなんでもないが、この時期に旅行するなら小ネタかなと思いまして。
ちなみに、宮古島は2009年に訪れて以来の2度目。

感想を一言でいうと、ANA一丸のサービス精神があふれたツアーで、参加してよかった!
ネット記事(Aviation Wire)によると、乗客260人(幼児5人含む)と乗員20人(パイロット2人、客室乗務員18人)のフライトだったそう。
2日目には、オプショナルツアーとして、機外・機内・そして各クラスのシートに座ってなど、写真撮り放題の機内見学ツアーも開催された。
また、下地島空港着陸時には観客大サービスの飛行ルート、離陸時には機体の羽根を揺らしての感謝の意を表すなど、旅行会社、地上職員、機内スタッフ一丸となったツアーであった。


目次
A380とは

A380は、ヨーロッパの航空機メーカ エアバスが開発・製造する、世界初の総2階建ての旅客機である。大型旅客機の時代は終わり、小型で燃費の良い飛行機をこまめに飛ばす時代になったが、Wikipediaによると、1990年頃のA380構想はボーイング対抗の意味もあってか、ボーイングの大型機ネガキャンにも負けず?、2007年に初号機がシンガポール航空に引き渡された。他にもバブル?なエミレーツ航空始め、多数の航空会社に250機弱納品され、2021年をもって生産終了。
2階建て旅客機というと、ボーイング747のアッパーデッキがあったが、機体の前半部分のみがコブのようにぷっくり膨らんでいるのみ。A380は総2階建てである。
日本の航空会社では、WikipediaのA380の解説によると、スカイマークが当初発注していたが、経営悪化でキャンセルしようとしてエアバスとしてモメて、スカイマークの赤字と同発注の違約金を引き受けるANAが3機購入済(2019年に2機受領、2021年に1機受領)。いずれも、成田~ハワイのホノルル便に使用している。
ANAのシートマップによると520席。2階部分にファーストクラス 8席、ビジネスクラス 56席、プレミアムエコノミー 73席、1階部分にエコノミー 383席(うち、ANAカウチ席 70席)となっている。

コックピットはこんな感じ (ANA WiFi Serviceのクーポン裏面のURLより)

ちなみに、ドイツ旅行(2017)で、エアバスのハンブルグの工場見学ではA380の製造風景を見ることができた。(残念ながら工場内は撮影禁止のため写真はないが・・・)


下地島空港とは

宮古島で空港といえば、宮古空港である。島のほぼ中央にあり、交通の便が良い。

一方、みやこ下地島空港ターミナルは、伊良部島の先の下地島にあり、交通の便は必ずしも良くないが、2019年に旅客機用のターミナルビルがリニューアルされた、言わば新しい第二の宮古島の空港である。リゾート感あふれるターミナルビルになっている。

Wikipediaの下地島空港の解説によると、もともとはジェット旅客機の離着陸訓練の飛行場であったとのこと。
ちなみに、2003年のTVドラマ「GOOD LUCK!!」の第9話冒頭の回想シーンでは、主演のキムタクによる下地島でのジェット機の訓練シーンが放送されている。その影響を受けてか?!、2009年に宮古島旅行に行った際には、タッチアンドゴーの模様が見れるかもと宮古島からカーフェリーで渡って見に行ったりもした。

その後、2015年に宮古島と伊良部島をつなぐ伊良部大橋ができ、もともとあった伊良部島と下地島の橋と合わせて、宮古島との車での行き来が可能になったこともあってか、2019年に新ターミナルビルが開業した。 現在は、主にスカイマークとジェットスター・ジャパンが定期便を就航している。


ツアー概要

ANAでは新型コロナの関係でハワイ ホノルルへの定期便として、A380をフルには飛ばせなくなっており、緊急事態宣言の合間をぬって、遊覧飛行、空港内駐機状態での機内レストラン、北海道や那覇へのチャーターフライトを飛ばしていた。
それに続く今回は、チャーターフライトで下地島空港利用で宮古島に2泊3日するツアー。添乗員は同行せず、フライト往復とホテルがセットになっている。
今回は、陸マイル消化の旅なので、思い切ってビジネスクラスで予約。ただ、窓側だとさすがに抽選に当たらないかと思い、通路側で応募し、当選をゲット。 陸マイルをANAコインに交換してツアー代の大半を支払い、端数をクレジット払い。

ホテルは、ツアーの選択肢の中から、全室コテージでジャグジーも付いている、アラマンダインギャーコーラルビレッジをチョイス。朝食ブッフェ付き。

ツアー本編 旅程表 (PDF)

また、2日目には、オプショナルツアーとして、下地島空港に駐機しているA380を、機外・機内・そして各クラスのシートに座ってなど、写真撮り放題の機内見学ツアーも開催されるとのことで、ANAのWebサイトから予約した。

オプショナルツアー 旅程表 (PDF)

なお、ツアー代には、空港~ホテルの送迎タクシーが付いているが、別途、現地移動用にホテルグループ内の南西楽園レンタカーでレンタカーを電話予約。


往路

2021/10/30(土)

普段、成田空港や羽田空港へは、最寄り駅の同一路線上のたまプラーザ駅からバスで向かうが、新型コロナの緊急事態宣言が明けるも、運休したままであった。 そこで、最寄り駅から水天宮前駅まで電車で行き、TCATから成田空港へリムジンバスで向かうルートとした。スーパーWEB割のネット予約・QRコード見せ乗車だと、半額の1400円となった。
緊急事態宣言解除とはなったものの、本数が少なく、集合時刻の1時間前に付く便しかなかったので、朝5:00過ぎ出発、成田空港8:00着。空港内のマックで朝食取ってから、9:20頃に集合場所の第一ターミナル国内線カウンターに行き、搭乗券を入手。

もともと成田の国内線の手荷物検査場はキャパがあまりなく、peach便と本便の旅客でかなりの行列ができていた。地上スタッフさんも誘導におおわらわ。 手荷物検査場を抜けるとこんな看板が。

制限エリア内の喫煙所でニコチンを吸収してから、ツアーのグループ別の搭乗案内にしたがってゲートを通過し、バスで機体へ。沖止めの機体はなんと、ANA FLYING HONU(A380)の1号機(青)と2号機(エメラルドグリーン)の2台が待受け。

乗るのは、1号機(青)。

本気の航空ヲタさんたちが1眼レフでパシャパシャやってたので、私も負けじ?!とスマホで撮影してると、ボッチにも優しいグランドさんが写真を撮ってくれた。

機内はホノルル的な音楽が流れ、上映される安全ビデオもホノルル便バージョン(YouTube)

タキシング中、ANA FLYING HONU(A380)の3号機(オレンジ)も窓から眺めつつ、11時過ぎに離陸。
機内では、ビジネスクラスには、国内線プレミアムクラスの昼食が出されました。 コーヒー飲んでから?!、昨晩の睡眠不足を補うべく、惰眠を貪る。さすがにフルフラットにするとめんどいのでシートは深めの斜めぐらいで。

機内WiFi無料クーポンを使って、Flightrador24のアプリを見てたら、一つ前のスカイマークのピカチュウ塗装機は普通に北側から滑走路に進入していたのに、本便は地上見学に来ている人向けに一周する進入経路。

「ランウェイ インサイト!」いよいよ着陸!14:15頃。

とあるYouTuberさんの着陸動画

明日の機内見学に備えてか、端っこに沖止めされたFLYING HONU。
スカイマーク(羽田便、那覇便)とジェットスター(成田便)が勢揃い

タラップを降りて乗ったバスはなぜか国際線到着口に。

到着口を出ると、お祭りさわぎのような歓迎ムードで、観光案内やら黒糖みやげやらを手渡され、地上係員さんの案内でそそくさとタクシーでホテルへ。
タクシーの運転手さんに相談し、ホテル直行ではなく、ホテルグループ内の南西楽園レンタカーのオフィスのあるシギラフィールドハウスで降ろしてもらう。

レンタカーでアラマンダインギャーコーラルビレッジに向かい、チェックイン。

早速、ジャグジーでまったりしてから、ホテル内のブッフェレストランで夕食

チェックイン時に「この場でホテル内ブッフェレストラン予約してくれたら、泡盛のボトルをサービスします!」に乗せられて、飲んだくれる。

久々のアルコールで眠くなったので、21:00過ぎにさっさと就寝。


機内見学ツアー

2021/10/31(日)

ホテル内で朝食ブッフェで腹ごしらえしてから、レンタカーで下地島空港へ。
下地島に渡る、伊良部大橋から見た海。きっれーい。

チェックインカウンターで機内見学のパンフと搭乗券もどきを受け取る。

手荷物検査場を抜けて、機内見学は国内線ゲートから。

操縦士さんもお出迎え。

望遠レンズなしにスマホでここまで寄れました。エンジンにはロールスロイスマークも。



機長さんが機体の概要説明をしてくれました。

キャビンアテンダントさんが、プレミアムエコノミーとファーストクラスの着座を撮影してくれました。スネ毛が見苦しくてすみません。


ファーストクラスの化粧室。ひっろーい。

ちなみに、とあるネット記事(Avication Wire)での機内見学ツアーのレポ


現地でふらふら

2021/10/31(日)

2019年に久米島でシュノーケリングしてこりゃ体力的にマリンアクティビティは無理と思ったので、まずは、2011年開館した、宮古島海中公園へ。



クマノミは性転換できるらしいw

宮古島本島の最北端 西平安名崎からの池間大橋

そして最南端 東平安名崎


ホテルの無料クーポンのシギラリフトオーシャンスカイ


本日最後は、シギラ黄金温泉
館内撮影禁止なのでイメージですw


ワクチン2回接種済だと空港でもらえるわくわくみゃーく旅クーポンとホテルの簡易清掃割引券でオトクに入浴できました。

今回の旅は、また~りするがテーマなので、2日目の夕食もホテルのブッフェで済ませました。


復路

2021/11/01(月)

最終日、ゆっくり起きて、ホテルの朝食ブッフェ食べて、シャワー浴びて、チェックアウト。 レンタカーの給油・返却して、ツアーに含まれてる送迎タクシーで、ツアー会社ご指定時刻の11:00すぎ出発。空港には、11:45頃到着。

空港カウンターは混雑してますが、地上係員さんの親切な案内でチェックイン。
カウンターも手荷物検査場もキャパが少ないので、チェックイン時刻早めなのですね。

離島仕様の搭乗券。普段、ANA自身は下地島空港から便を飛ばしてないからか。

チェックインの際にもらった弁当で昼ごはん。お腹空きすぎて写真撮り忘れ。

15:00頃離陸。異例の?離陸直前の機長アナウンスで、「離陸後、通常はやらないが、現地スタッフさんに感謝の意を込めて、飛行機の羽根を左右に揺らします。安全上の問題はまったくありません」とのこと。やるねえ>機長さん
とあるYouTuberさんの動画より

帰りは偏西風で飛行時間が少し短く、18:00少し前に成田到着。宮古島とは気温差10度で雨模様。お疲れさまでした。


お会計


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